京都市中心部の四条烏丸周辺では、祇園祭の前祭である山鉾巡行まで残り1週間となった10日、鉾建てが始まりました。長刀、函谷、月、鶏、菊水の各鉾で早朝から作業が進められ、人々が行き交う鉾町には作業の音が響き渡りました。鶏鉾では職人たちが縄がらみの技法でやぐらを組み立て、締め上げたり固めたりしていました。作事方の一人は多くの人が見に来ることを思いながら作業に取り組んでいると話しています。前祭の23基の山鉾は14日までに建てられる予定で、12日には長刀、函谷、月、鶏、菊水の各鉾、13日には放下鉾や船鉾、岩戸山、蟷螂山の曳初めや舁初めが行われます。