自分が持っている不動産の空き部屋に旅行客などを宿泊させる
いわゆる「民泊」。
今まで、最低でも6泊7日以上が条件でしたが、この程、その条件を
2泊3日に緩和すると決りました。
この発表に対して大阪は、大歓迎のようです。
今年から民泊をスタートさせた大阪で、実際に登録している会社は2社。
6泊7日以上という壁があり、統計上、観光客が大阪に6泊以上滞在する
ケースが無いという現実で、問い合わせだけで、
予約の成立まで至っていないという現状でしたが、
条件の緩和で、宿泊できる対象者が増えると期待しています。
それに対して、京都は慎重な態度をとっています。
一貫して「宿泊施設が足りない状況でも、住んでいる人や周辺に
迷惑がかかるような不安要素があるので無理に推し進める必要はない」
との考えを示しています。
空き家になった京町家を改装した京都らしい簡易宿泊施設を増やす考えです。
それに対しての条例も緩和しています。
その簡易宿泊施設には予約が殺到しているようです。
東京では4年後のオリンピックに向けて宿泊施設の不足解消が急務になっています。
新幹線で東京から京都、大阪まで約2時間。
京都、大阪でも外国人観光客が、東京から足を伸ばして訪れる際の
宿泊施設不足を解消していかなくてはなりません。
どちらの考え方が良いのかは、分かりませんが、
野口地所では、不動産に係わる事で京都に貢献していきたいと思います。
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