その1)地方から京都に出て来られたAさんの場合
地方から就職で京都に来られたAさん。京都で単身生活をしていましたが、ご両親が他界。
実家に帰る事は考えていなかったので、処分しようと決めました。
しかし、なかなか手続きをせず空家のまま5年程、月日が流れました。
毎年ゴールデンウィークなど長期で休みがとれる際には、庭の草むしり、部屋の掃除、空気の入れ替えなどで帰省していましたが、5年目の帰省の際、鍵がかかっておらず、心配になり急いで家に入ると、飲み物の空き缶やタバコの吸いガラなどが散乱していました。慌てて、2階も見に行くと壁にはスプレーでたくさんの落書きがありました。
火事にでもなっていたらと考えると怖くなり、スグに処分する事を決断しました。
Bさんは東京で結婚され、仕事に追われる毎日を過ごしていました。そんな中、お父様が他界され実家を相続しましたが、毎日が忙しく、なかなか手を付けれない状況が続きました。
数日お休みがとれる時は、実家に戻って掃除などしていました。もともと築の古い家でいたが、戻る度に老朽化が進んでいると痛感していました。そんな時、運悪く強い台風が実家を襲い、一部の瓦や壁が飛んでしまい、お隣の家に損害を与えてしまいました。
賠償金や解体費用など支払うことになったBさんは、もっと早くに処分をしていればと強く後悔しました。
その3)実家を解体する際に失敗したCさん
京都で生活をするCさん。ご両親も高齢になり、今後の事を考え現在の住居を二世帯住宅にしてご両親と一緒に住む計画を立てました。実家は古く買い手がなかなか見つからないだろうと判断して、取り壊し、更地にして売却する事に決めました。
解体業者に依頼。見積書も頂き、解体作業に取り掛かってもらいました。
工事が終わりましたと連絡があり、その数日後、請求書が届きびっくりしてしまいました。
見積書の金額よりかなり高い値段になっていたからです。
解体業者に連絡を入れ、理由を聞くと「建物の基礎を除去する際、地中に障害物があり、それを取り除くのに費用がかかった」と言われてしまいました。「それならその時に連絡をなぜくれなかったのか」と問い質しても、「除去したのは事実なので支払って下さい」と終始言われ、結局、支払う事になってしまいました。
遠いからという理由で立合わなかった事に非常に後悔しました。
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